事故防止のために No.11
・ペン型ライトで調査は、控えましょう。
・年末年始の工事を安全に!
電気事故例(感電負傷事故)
電気事故例として、電気工事に関係する感電負傷事故を紹介します。
事故は、安全作業への配慮や作業に取り掛かる際の安全確認を怠ることなどに起因しています。
これらを参考に作業安全・事故防止に努めください。また、産業保安監督部のホームページには、
当該地区の電気事故が掲載されています。類似の事故を防止するため、そちらも参照してください。
件 名 機器内部点検中に起きたアークによる被災(火傷)
【事故発生の電気工作物】 制御盤内主幹MC
【受電電圧】 6.6kV
【被害の内容】 アークによる火傷
[事故の状況]
通電状態で三相400V機器内部を点検作業中、外装が導電性のペン型ライトをMC(下図)の上部に落下させたため、
短絡が発生。点検を実施していた作業者が発生したアークによって、顔と手に火傷を負った。
[事故の原因]
1.導電性のペンライトを制御盤内に入れた。
2.落下防止の措置等を考慮していない。
[事故の防止対策及び教訓]
1.充電中の盤内には導電性の工具類は入れない。
(絶縁措置を施したものを使用する)
2.外部照明(投光器)を設置する。